ウィング(WTB)とは
ウィングとは、ラグビーの15あるポジションのうち、背番号11番と14番をつける選手のことを言います。
フォーメーションのいちばん外に立ち、仲間がつないだボールをトライに結びつけるトライゲッターです。
英語表記はWTBで、11番を左ウィング、14番を右ウィングと呼び分けます。
名前の由来は「翼」
ウィング(wing)とは、英語で翼という意味の言葉です。
バックスが横に並んだとき、その両翼(両端)に立つことから、この名前が付きました。
11番から14番までの4人をまとめてスリークォーターバック(Three-quarter Back)と呼ぶため、ウィングの正式名称はウィング・スリークォーターバック(WTB)となります。
いちばん外で勝負するポジションなので、チームの中でもっとも足の速い選手が選ばれることが多いです。
左ウィング(11番)と右ウィング(14番)の違い
11番と14番の違いは、多くの場合左右どちらが得意かという個人の特性で決まります。
例えば、ボールを右手で持つのが得意な選手は、左手が空くため、左側から来る相手を手で押し返すハンドオフが使えます。
このタイプの選手は、右サイドを走った方が力を発揮しやすくなります。
また、ステップを切ったときに右へ逃げるのが得意か、左へ逃げるのが得意かも重要です。
ウィングは外の広いスペースへ逃げる方が有利なので、左へ逃げるのが得意なら左ウィング(11番)、右へ逃げるのが得意なら右ウィング(14番)が向いていることになります。
この他にも、キックを蹴る足やディフェンスの仕方でも変わってきますが、トップレベルの選手は左右どちらでも対応できるよう日々トレーニングを積んでいます。
大型ウィングという選択肢
日本のウィングといえば、足が速くてステップの巧みな快足ウィングが一般的です。
一方で世界では、190cmを超える大型ウィングを置くチームも少なくありません。
トライを取りきる役目だからこそ、数的優位がなくても1対1で負けない選手をあえて外に置き、真っ向勝負でトライをねらうという考え方です。
その象徴が、ラグビーの神様と呼ばれる元ニュージーランド代表のジョナ・ロムーです。
身長196cm・体重119kgという、ウィングとしては規格外の体格を持ちながら、陸上の短距離選手に匹敵するスピードを備えていたと伝えられています。
2015年11月に40歳という若さでこの世を去りましたが、ロムーの存在が大型ウィング誕生のきっかけになったとも言われています。
ウィングの体格
日本代表のウィングを見ると、身長は160cm台後半〜180cm前後、体重は70kg〜80kg台の選手が中心です。
15人の中では小柄な部類ですが、そのぶんスピードとステップで勝負するタイプが多いポジションと言えます。
ウィングを動物で例えると
ウィングというポジションを動物で例えるなら、チーターがぴったりです。
ウィングは誰よりも足が速くなくてはならず、ディフェンスで抜かれたときには追いかけて仕留める力も必要です。
まさに、チーターのような狩りの能力が求められるポジションだと言えます。
まとめ
- ウィングは背番号11番・14番、フォーメーションのいちばん外を務めるポジション
- 名前の由来は「翼」。正式名称はウィング・スリークォーターバック(WTB)
- 左右の違いは、ハンドオフやステップ、キックの利き足など得意な方向で決まることが多い
- 世界では190cmを超える大型ウィングを置くチームもある
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