フルバック(FB)とは

フルバックとは、ラグビーの15あるポジションのうち、背番号15番をつける選手のことを言います。

フォーメーションの最後尾に立ち、その名のとおり後ろのスペースすべてを守るチームの砦です。

ラグビーのポジション配置図。背番号15番がフルバック

英語表記はFB(full-back)で、ディフェンスの最後の砦とも言われています。

抜かれたら失点、でも攻撃にも出る

フルバックは全員の後ろにいるため、ここを抜かれてしまうと相手にトライを許すことになります。

そのため、高いディフェンス力と、仲間からの信頼が欠かせないポジションです。

役割はサッカーのゴールキーパーに近いと言えますが、大きく違うのは自ら攻撃にも参加すること。

ラグビーは全員がオフェンスもディフェンスも担当するため、フルバックも自分でボールを持ち、相手の防御を突破しに行かなければなりません。

フルバックに必要な3つのスキル

フルバックには、大きく分けて3つのスキルが求められます。

1対1で負けないディフェンス力

「最後の砦」であるフルバックが抜かれると、ほぼ確実に失点につながります。

そのため、1対1になっても抜かれない高いディフェンス能力が必要です。

特に、横の動きに強いタックルができること、そしてステップで抜かれても追いつける足の速さが重要になります。

キック処理能力

試合中、相手が蹴り込んでくるキックを処理するのは、基本的にフルバックと両ウィングの3人です。

中でもフルバックは、ロングキックやハイパントキック(高く蹴り上げたキック)を確実に捕るキャッチ能力が欠かせません。

相手に競り負けない身長やジャンプ力、そして勇気も必要です。

また、敵陣深くに蹴り返すキック力とその精度、さらに蹴るか走るかを一瞬で決める状況判断も問われます。

ランニング能力

フルバックは最後尾にいるため、グラウンド全体をもっとも見渡せるポジションでもあります。

相手との間合いが十分にある状態から走り出せるので、スピードに乗って空いたスペースを突けるランニング能力があれば、チームの大きな武器となります。

フルバックの体格

日本代表のフルバックを見ると、身長は170cm台〜180cm前後、体重は80kg台〜90kg台の選手が中心です。

体格よりも、キックの処理・判断力・スピードといった総合力が問われるポジションだと言えます。

フルバックを動物で例えると

フルバックというポジションを動物で例えるなら、ライオンがぴったりです。

フルバックを動物で例えたライオンのキャラクター

フルバックは1対1で負けない強さが必要で、相手チームから見れば最後に立ちはだかるラスボス的存在です。

「抜かれてもあいつが何とかしてくれる」と味方から思われる、ライオンのような頼もしさが求められます。

まとめ

  • フルバックは背番号15番、フォーメーションの最後尾を守るポジション
  • 抜かれれば失点に直結するため最後の砦と言われる
  • 必要なのはディフェンス力・キック処理能力・ランニング能力の3つ
  • 守るだけでなく、自ら攻撃に参加するのもフルバックの仕事