スタンドオフ(SO)とは
スタンドオフとは、ラグビーの15あるポジションのうち、背番号10番をつける選手のことを言います。
スクラムやラインアウトなどのセットプレーで、スクラムハーフ(9番)からボールを最初に受け取るチームの司令塔でもあります。
英語表記はSO(stand-off)ですが、国際的にはフライハーフ(FH)と呼ばれることが多いポジションです。
呼び方が国によって違う
「スタンドオフ」という呼び方は、今では日本を含む一部の国でしか使われていません。
語源は、9番が「スクラムの近くに立つハーフバック」であるのに対し、10番はスクラムから離れて立つ(stand off)ハーフバックであることからきたと言われています。
一方、イギリスではボールを受けて走り込むハーフバックが「フライング・ハーフバック」と呼ばれ、それが縮まったフライハーフ(fly-half)が、現在では国際的に広く使われています。
また、ニュージーランドではこのポジションをファーストファイブエイスと呼び、オールブラックスの公式サイトでも、このポジションの選手は「First Five-Eighth」と紹介されています。
このほか、アウトハーフと呼ぶ国もあり、その呼び方は多種多様です。
攻撃の起点になる「司令塔」
スタンドオフ(10番)は、スクラムやラインアウトなど、あらゆる場面でスクラムハーフ(9番)からのボールを最初に受け取ります。
そこからパスで外に展開するのか、キックで陣地を取るのか、自分で持ち込むのかを判断していくため、ゲームメーカー的存在と言えます。
すべてのスキルはもちろん、冷静で的確な判断力とラグビーへの高い理解度が欠かせません。
スタンドオフの判断が試合の流れを左右するといっても過言ではない重要なポジションです。
キッカーを務めることが多い
スタンドオフは、チームでもっともキックが上手い選手が務めることが多いです。
そのため、コンバージョンやペナルティゴールのキッカーを任されるケースがよくあります。
チームによってはフルバック(15番)やスクラムハーフ(9番)が蹴ることもありますが、10番を任されている以上、いつでも蹴れる技術と自信を持っておく必要があります。
近年はフィジカルも求められる
ひと昔前のスタンドオフは、パスやキックで周りを動かす役目が中心でした。
しかし近年は、相手が密集の近くを突破してくるサイド攻撃も増えたことで、スタンドオフが相手の巨漢フォワードにタックルしなければならない場面も多くなっています。
そのため、パス・キック・ランのスキルに加えて、タックルの強さも求められるようになりました。
スタンドオフの体格
日本代表のスタンドオフを見ると、身長は170cm〜180cm、体重は80kg台の選手が中心です。
世界的には大型化も見られますが、日本では判断の速さとキックの精度で勝負するタイプが多いポジションと言えます。
スタンドオフを動物で例えると
スタンドオフというポジションを動物で例えるなら、チンパンジーがぴったりです。
スタンドオフはチームの頭脳。頭が良く、判断力に優れたチンパンジーは、このポジションに最適です。
まとめ
- スタンドオフは背番号10番、セットプレーから出たボールを最初に受け取る司令塔
- 国際的にはフライハーフ、ニュージーランドではファーストファイブエイスと呼ばれる
- コンバージョンやペナルティゴールのキッカーを務めることが多い
- 近年はパス・キック・ランに加えてタックルの強さも求められる
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